「うるみ工芸」で漆塗絵付け体験!

「うるみ工芸」で漆塗絵付け体験!

本日は盛岡市にある浄法寺塗・秀衡塗製造元うるみ工芸 ショールームを訪ねました。こちらで絵付け体験をさせて頂きます。初体験なので、店に入る前からドキドキしていました。漆1漆

浄法寺塗とは

こちらの店で展示されている漆器は浄法寺塗になります。

Processed with MOLDIV浄法寺塗は、今からおよそ1200年前の神亀5年(728年)浄法寺町に天台寺が建立され、寺の僧侶によって、漆を使用した食器や家具などが作られたことに始まるとされています。浄法寺町は昔から良質の漆に恵まれたため、安代町荒沢地区周辺では漆器製造が盛んに行われたそうです。

磨くほど、艶が出る!

浄法寺塗の特徴は何といっても、その丈夫さ、色の美しさにあります。上塗りだけではまだ艶がなくマット感のあるものだった漆器も。毎日に使うことによって徐々に艶が出てきます。

漆4

左と右、どちらが新品でしょうか?

上の写真の中で、左の方が新品、右の方は10年間を使われていた浄法寺塗のお碗になります。右の方がより光沢が出ていることは一目瞭然です!。

絵付け体験が始まる!

一般に「漆塗」というと、漆に負けてかぶれてしまう人もいるくらいアレルギー性の強いものですが、こちらの体験ではその心配はいりません。絵付けに使われるのは合成うるしと呼ばれる人工の原料を使った塗料のため、かぶれません。また、食品衛生法に適合しているものなので、お皿や茶わんなどにも使えます。匂いもほとんど気にならず、凄く楽しい体験できました。

IMG_1751[1]最初は失敗を恐れて、なかなかすぐにはお碗に描けない人も多いかなと思います。お店の方はきちんとサポートをしてくださるので、まずは書きたい模様を下敷きに描いてみましょう。

IMG_1752[1]

ドキドキしながら、1時間ほどかけて、ようやく描き終わりました。筆ペンをおろして、お碗を逆さにした瞬間の達成感は半端ないです。手のひらにひんやりと汗もにじんでいました。

出来上がったものは乾燥するのを待って、後日郵送または店での受け取りになります。手元に届くまでが楽しみですね。

盛岡に来る際、ぜひ世界にただ一つお碗を作ってみてください!

 

 

店舗情報:「浄法寺塗・秀衡塗製造元うるみ工芸 ショールーム」
〒020-0021 盛岡市中央通二丁目9-23
電話:019-654-4615
FAX:019-654-4620
営業時間:10時から18時 (年末年始のみお休み)

絵付け体験:1000円~

 

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