実は、今回で丸森町を訪れるのは3度目なのですが、毎回訪れる度に新しい発見があります。
陽だまり工房:蚕の繭で作られた特別なお雛様
3月3日はひな祭りといって、息子や娘の健やかな成長を願う、日本の伝統的なお祭りが開催される日です。
お雛様は、子供たちの元気な成長を祈るために使用されます。
陽だまり工房はお雛様で有名です。
日本各地でみられるおひなさまとは異なり、蚕の繭を使用して作られているのです。
より具体的に言うと、繭の固い部分や、さなぎ時の柔らかい部分などを用いて制作しているのです。
蚕や、さなぎは死ぬとそれぞれ様々な色へ変化します。
安島さんは陽だまり工房のオーナーであり、お雛様づくりの達人です。
もう10年以上も前からお雛様を制作しており、もしかすると安島さんが東北地方で初めて木や紙の代わりに蚕を活用した人かもしれません。
安島さんに教えていただきながら、人生初のお雛様を作ってみました。
お雛様をつくるのは非常に時間がかかりますし、常に細心の注意を払う必要があります。
そのお雛様のセットも日本に存在している3種類のものしか使用していません。和紙と、桜の木と、蚕です。
陽だまり工房の住所は以下の通りです。
阿武隈ライン舟下り:おいしい料理ときれいな景色のあわせ技
船に乗りながらお昼ご飯を食べられる、阿武隈ライン舟下りほど私にとって新鮮なものはありません。
過去10年に、10以上の船に乗りました。シンガポールのサファリパークや、エバーグレーズ国立公園、中国の桂林などです。
しかし、阿武隈ライン舟下りほどユニークな体験をしたことはありません。
なんと、鍋を船の中で食べるのですよ。
それだけではなく、鍋自体もユニークなんです。
地元の食材を使用した、白豚と和牛の鍋をいただきました。
船の外はとても寒いのですが、中はとても暖かいのです。
こたつもありますし、鍋を温める火も、船の中を温めてくれます。
川の流れも絶対に素晴らしいだろうなと思っていましたが、このおいしい鍋に夢中になってしまって船の外に出て写真を撮る時間がありませんでした。
とってもおいしい食事と、素晴らしい景色を同時に楽しむことができたら、それはもう「魔法」という言葉しかこの雰囲気を表現できませんね。
野生のカモと触れ合えることも見どころのひとつです。
大昔、ある中国人がこう言ったそうです。「カモはいつ川に春が訪れるのかを一番に知ることができるのですよ」と。
動物の春の訪れを感じる能力は人間よりも鋭いですよね。
実は、丸森町は東北地方の中でも暖かい地方かもしれません。宮城県の一番南に位置していますしね。
二月の初旬から、だんだんと気温が高くなり、私は丸森町で少し早い春の訪れを感じることができました。
動物の写真や絵は私の大好きなものなので、この貴重な機会を逃すまいと、川辺でたくさんカモの写真を撮りました。
阿武隈ライン舟下りの住所は以下の通りです。
丸森の景色:日本の映画で見たことがある…かなあ
天気も最高、季節も完璧!まちなかをを歩くだけなのに、とても楽しいです。
丸森町は、侍の時代の美しい古い町並みを、ほうふつさせます。
暇だったわけではなく、とても楽しいので、午後をまるまる町歩きに使ってしまいました。
丸森橋:東北流のゴールデン・ゲート・ブリッジ
丸森大橋は、丸森町のスポットの中で私のお気に入りの一つです。
この橋は何十年も前に建設されたと思いますが、この橋のデザイナーは、オーシャンブルーを選択するなんてとてもおしゃれですね。
丸森大橋は、阿武隈川を渡るのに便利で、春には川沿いの桜を眺めることができます。
太陽に照らされて、あまりにもすばらしいので、サンフランシスコでみたゴールデン・ゲート・ブリッジを思い出しました。
丸森大橋はそれほど大きくないのですが、私にとっては特別な橋です。
私は、少し戻って、このアングルからの写真を撮らずにはいられませんでした。
複雑にさび付いたこの橋からは、偉大な歴史を感じ取ることができます。
丸森大橋の住所は以下の通りです。
愛敬院:滝に囲まれたお寺
愛敬院は丸森町で最も大きなお寺の一つで、100年以上の歴史を持つ神聖な場所です。
伝説では、本殿の屋根に石を投げて、それが落ちてこなければ、幸運が訪れるといわれています。
お寺の内部は今まで見てきたお寺とは全く違いました。
愛敬院の住所は以下の通りです。
不動尊公園:ただの公園ではありません
不動尊公園は中規模の自然公園で、全て見終わるのにだいたい1時間程度要します。
不動尊公園は滝で有名です。
4つ以上の滝が公園内にあります。
もしかすると、ここを訪れるタイミングを誤ってしまったかもしれませんね。
もっと太陽が出ていたり、紅葉の季節だったりしたらもっときれいだったと思います。
日暮れに見た船の形をしたレストランはすばらしいと思います。
水車もユニークですね。
不動尊公園の住所は以下の通りです。