前沢牛
ついに見つけてしまった。世界一の牛ステーキをね。
昨年幸運にも神戸牛と米沢牛という日本でも有名な、脂身がおいしくて濃厚な味のお肉を食べる機会があったんだ。
肉の脂肪は溶ける温度が低いから、牛肉の脂肪はお肉をまさに“口の中で溶ける”ような味わいや食感にさせてくれるんだ。(口の中で溶けちゃうっていう表現方法は決して誇張表現じゃないんだね!)
前沢牛は最高の一口のために岩手の北部で細心の注意を払って丁寧に育てられたお肉なんだよ。盛岡の下町にある“わかな”というお店では、シェフがお客さんの目の前で料理をしてくれるからその場でお肉に魔法がかけられていくのを見ることができるんだけど、ここでも前沢牛の絶大な評価を聞いたよ。
シェフが約二十分間丁寧に調理していくのを見ているのは本当につらいよ。でも、その松時間が最高の調味料なんだ。少々のイタリアンソルトと自家製の辛みそとともにやってくるステーキは素晴らしいものに仕上がっているからね。
食べるのには葛藤があったね。それは決しておなかがいっぱいだったからではなくて、この食事を終わらせたくないと思ったからだよ。口に運んでいくお肉、その一切れずつが前沢牛という最高傑作を徐々に終わらせていくことと同じなわけだからね。
コースによっても違うけれど、大体6000円から18000円の間の価格だと思っておくといいと思うよ。(僕は8000円のコースをいただいたよ)
けど大金を払う価値があると思う。もし日本に遊びに来たなら、このレベルの和牛を食べてみてよ。絶対にね!
日本の外にはこんなにおいしいものはないからね。
名称: 和かな 盛岡本店
住所: 岩手県盛岡市大沢川原1丁目3-33