啓翁桜(けいおうざくら)って・・・?
啓翁桜とは、中国と日本の桜を掛け合わせて誕生した品種で、冬に咲く桜として知られています。実はこの桜、山形県が生産量1位を誇る、冬の特産品。約1メートルの長さに切った枝を束にして温室でつぼみを膨らませ、花が開く直前に12月下旬から出荷されます。
啓翁桜はつぼみの花が開くと、うす紅色をしたボリューム感のある花が奇麗に咲きそろって、春の明るい華やかさを演出してくれます。お正月飾りに活用されています。
五感で楽しむお花見!
山形市内では、啓翁桜の季節になると、市街地でのイベントが開かれます。七日町商店街を中心に開かれる「~さくら咲くやまがた~第8回 冬のさくらキャンペーン2017」は、山形のランドマーク「霞城セントラル」でのキックオフイベントを皮切りに、ホテルやカフェには桜や春にちなんだメニューが並び、また各施設ではワークショップなどが行われます。今年は、2月1日に山形グランドホテルにて「日本一早いお花見会」も行われました。
今回は、観光文化交流センター「山形まなび館」の、桜をモチーフにした石鹸づくりと、館内のカフェで楽しめる「さくら・ラテ」をご紹介します。
山形まなび館に入ると、赤い絨毯が敷かれた立派な階段の前で、啓翁桜が出迎えてくれます。
石鹸づくり(1人100円)は、長方形の石鹸に、桜のスタンプを押した和紙をデコパージュの要領でくっつけるというシンプルなもの。なんと、ここで使う和紙は、山形県上山市の特産品、「上山和紙」。この時期だけの啓翁桜に上山和紙の組み合わせは、一石二鳥。手軽に記念品を作れるので、旅先でも楽しめますね。
館内入り口から向かって右手に進むとすぐ、カフェ「Dom Cafe」があります。ここでは、毎年啓翁桜の季節だけの特別メニューを楽しむことができます。
「さくら・ラテ」(税込み400円)は桜リキュールをブレンドした、甘みと苦みが調和するカフェラテ。クリームの上には生クリームと桜の塩漬けがトッピングされていて、桜の香りで春を感じる一杯です。真っ白なクリームにのせられた桜は、雪景色の山形に咲く啓翁桜の姿を感じさせ、味も見た目も楽しめます。
まとめ
今回は山形の特産品「啓翁桜」と、啓翁桜にちなんだイベント「冬のさくらキャンペーン」をご紹介しました。春を先取りしたいと思ったら、ぜひ冬の山形へ!
詳細情報
住所:〒990-0043 山形市本町1-5-19
開館時間:9:00〜18:00
*月曜休館(祝日の際は翌日休館)
TEL:023-623-2285(管理事務室) 023-623-2286(観光案内室)
MAIL:info@yamagatamanabikan.jp
○山形駅から徒歩15分
○中心街100円循環バス「本町」下車 徒歩3分
○無料駐車場あり/40台
「七日町ほっとなる通信」(山形の中心街のイベントなど各種情報を発信しています)
http://www.nanokamachi.com/
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