今回は、宮城県石巻市にある宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)をご紹介します。
サン・ファン館には、今から約400年前に建造された、日本初の日本製西洋型軍船『サン・ファン・バウティスタ号』の復元船が展示してあります。
仙台とスペインとを繋いだ夢の軌跡を体感できるおすすスポットです!
サン・ファン・バウティスタ号とは?
サン・ファン・バウティスタ号は、1614年(慶長19年)に仙台藩主 伊達政宗が、仙台藩士 支倉常長にスペインとの貿易交渉を任命した際に、太平洋を横断し、ヨーロッパヘ渡航するために作られた帆船です。
全長は55mと、太平洋を横断する船としてはとても小さい船ですが、スペイン人提督セバスティアン・ビスカイノの監修のもと、当時の日本の技術の粋を集めて造られたそうです。
宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)
そのサン・ファン・バウティスタ号を係留・展示している博物館が「サン・ファン館」の愛称で知られる「宮城県慶長使節船ミュージアム」です。
サン・ファン館では、当時の日本や世界情勢、ヨーロッパ渡航の軌跡を、パネルや蝋人形で展示していている他、48人乗りの体感シュミレーター「夢の果てまでも」などがあります。
「夢の果てまでも」では、映像に合わせてイスが揺れたり、大型ビジョンに映し出される一人称視点の映像など、まるで本当に大海原を航海しているようで、歴史に詳しくない方でも、楽しく学ぶことができます!
船はまだ沖を見ている
サン・ファン・バウティスタ号が停泊しているドックは、展示室からエスカレーターで移動します。
丘の上にある展示室から一気に海水のレベルまで降りてきます。
エレベーターを降りると、サン・ファン・バウティスタ号と海が一望できる展望デッキへ出ることができます。
取材に行った日は快晴ではありませんでしたが、船は未だ青い空と海を見ており、今にも動き出しそうなほど臨場感たっぷりでした!
本来であれば、船の周りを囲むU時のテラスからや、実際に乗船しての見学がしたかったのですが、残念なことに、現在は船内への立ち入り(乗船)が、安全面の確保がされるまでの期間規制されていました。
再び甲板に立ち、支倉常長が見た景色が見れるようになったら、また足を運びたいと思います!
まとめ
宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)は、伊達政宗と支倉常長が想い、描いた夢の軌跡が楽しめるオススメのスポットです。
安全が確保され、再び乗船できるようになったらまた是非行ってみたいと思いました!
石巻にお越しの際は是非お立ち寄りください。
Comment On Facebook