今回は宮城県名取市閖上にあるゆりあげ港朝市にやってきました。
江戸時代から漁港として栄えた港町は震災で甚大な被害を受けましたが、閖上を愛する人々の頑張りから、震災前の活気を取り戻すことができました。
新鮮な海の幸はもちろん、土がついたままの採れたて野菜、あつあつのお惣菜など、朝から食欲がそそられます。
そんなゆりあげ港朝市ならではの楽しみ方があります。
まずは調査。最低2週はずべし!
ゆりあげ港朝市には、約50軒のお店が並びます。
賑わう市場に足を踏み入れれば、元気な店員さんの声とおいしそうな食材が次々と飛び込んできますが、おいしそう!安い!と飛びつくのはまだ早いです。
市場を一周ぐるりと回って自分の1番食べたいものを探すことが大切です。
店員さんに旬や価格、今日のおすすめなどを聞いて、お店の人との会話を楽しみましょう。
時間帯をずらすのもおすすめ!
ゆりあげ港朝市は、時間帯によって違った顔を見せます。
とれたての食材は朝6時に店頭に並び始め、7時頃には出揃います。
お客さんが1番訪れる時間帯でもあります。
よって、新鮮な食材が揃い、1番活気づくこの時間帯が良いなら、早起きしてでもこの時間帯がベストです。
逆に、お買い得な商品を狙いたい方は、各店で値引き始める10時頃からをおすすめします。
品物は7時にくらべて少なくなってはいるものの、鮮度はほぼ変わりません。
値引き率はその時々によりますが、スーパーで買う半額以下の目玉商品にであえることもザラです。
一番のお目当てはやっぱり海産物!
ゆりあげ港朝市の一番の魅力はなんといっても獲れたての海の幸。
カキやホタテ、ホヤなどのその季節ごとに仕入れられる旬の食材や、ゆりあげ名物の赤貝、定番のマグロやエビ、タコ、ナメガレイなど、朝日で色とりどりに光る魚介類はまるで宝石のようです。
あれこれ食べたくなってしまいますが、買いすぎ注意です!
たくさん購入したい方は保冷バッグやクーラーボックスを持参すると良いでしょう。
海辺ご飯は最高のスパイス
朝から歩き回れば当然お腹が空いてきますよね。
ゆりあげ港朝市では、炭火で焼いた貝類や魚、焼きおにぎり、海鮮丼、汁物、揚げ物などがその場で食べられます!
食べるものが決まったら、海辺のデッキへ移動して、あとは食べるだけ!
この日のメニューは
・マグロ中落ち丼(500円)
・水餃子(400円)
・雪菜たっぷりあさり汁(300円)
でお腹いっぱいでした!
また、市場で買った魚介類を、その場で焼いて食べられる炉端コーナーもあります。
新鮮な魚介類を炭火で焼いて食べるのは最高の贅沢です!
まとめ
ある店のご主人がこう言っていました。
「またここで商売ができて、お客さんと話ができることが何より嬉しい」
ここまで復興するのに、多くの困難がありました。
しかし、ここで頑張りたい、ここにもう一度朝市を開きたい、という閖上の人たちの熱い思いがあって、いまの閖上があります。
仙台の新鮮な海の幸に出会える場所、ゆりあげ港朝市へぜひお越しください。
Comment On Facebook