今回は、宮城県白石市にある「片倉家廟所」へ行ってきました。
「片倉家廟所」は、仙台藩の重臣、白石城主『片倉小十郎』のお墓で、初代景綱から十代宗景までが10体の石像のもとに葬られています。
杉の老木に囲まれ10体の石像が並ぶ荘厳なる雰囲気は、一見の価値ありです!
片倉小十郎のふるさと白石市
仙台藩主「伊達政宗」を幼少時代から支え続けた「片倉小十郎 景綱」は、『国家の大器』と豊臣秀吉や徳川家康からも高い評価を得たというほどの伊達家随一の名参謀だったそうです。
1602年に白石城主になり、以降明治維新まで片倉家の居城となっていたため、白石市には今なお歴史を感じさせる建物や文化が根付いています。
仙台市中心部からは車なら1時間程度、新幹線の駅もあるため、東北観光の1day tripには最適なスポットです。
愛宕山の麓へ
「片倉家廟所」は、白石市街地から西へ約3km、車で10分程度の愛宕山の麓にあります。
大きな看板が出ているので、指示に従って進めば迷うことはありません。
「片倉家廟所」の入り口には大きな駐車場があり、森の中へ続く階段が見えます。
↑ これを登って「片倉家廟所」を目指します!
片倉家廟所を目指して
階段を登りきると、一気に視界がひらけ一般の方のお墓が並んでいます。
取材の日は天気がとてもよく、ちょっとしたハイキング気分でいい汗をかきました!
(階段や舗装されていない箇所もあるので、スニーカーできた方がいいです。)
↑ 矢印を頼りに進みます。「片倉家廟所」はもうすぐそこ!
明らかに空気が変わる瞬間
指示通りに進んでいると、杉の老木に囲まれた石像が見えてきます。
あった!とホッとした瞬間、明らかに空気が変わるのを体感しました。
にじんでいた汗は一気に冷め、背筋がピンと伸ばされるような感覚です。
パワースポットにある「聖域に入った」感じがここにもありました!
10体の石造阿弥陀如来坐像
気持ちを落ち着かせ、入り口を頭を下げるようにくぐり抜けると、10体の石造阿弥陀如来坐像が並んでいます。
独特の空気感と、杉林からの木漏れ日、歴史を感じさせるコケが相まって、今までに見たことのないような景色です!
初代景綱から十代宗景までが10体の石像のもとに葬られており、その全てが少しずつ違う表情をしていました。
1体1体顔を見て、手を合わせ、10体全て終わる頃には、さっきまでの張り詰めた冷たい空気がなくなっていて、また汗が滲んでいました。
まとめ
帰り際に「オニヤンマ」を見つけました!
仙台では最近見れなくなったなーと1枚。
白石市は、東北の中でも指折りの自然と歴史の感じられる町です。
是非一度「片倉家廟所」で、杉の老木に囲まれた10体の石像が並ぶ荘厳なる雰囲気とパワーを体感してみてください。
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