名取市「震災復興伝承館」を取材しました!

名取市「震災復興伝承館」を取材しました!

名取市震災復興伝承館は、東日本大震災の記憶及び教訓を世界各地そして後世に伝承し、震災を風化させることなく、防災意識を醸成していくことを目的としこれまでの多くのご支援に感謝し、語り部や防災活動をする地域住民と共に、自然災害に強い社会実現の一助になるような取り組みを継続して行っている施設です。

またこの施設は、東日本大震災の記憶及び教訓を後世に伝承し、当該震災を風化させることなく防災意識を醸成させるとともに市民、復興支援者及び来訪者の交流を促進することを目的に設置されました。それではさっそく、施設内にある3つのスペースをご紹介してまいります。

コミュニティースペース

入り口から進んでいくと最初に目に飛び込んでくるコミュニティースペースには、震災以前の閖上の街を再現した大きなジオラマ模型が展示されており、壁にも大きな散策マップが設置され広々としたお部屋に今の名取をまるごと理解できる空間になっていました。震災以前の閖上と現在の新しく生まれ変わり続けている閖上を同時に見学できることで震災・防災を学ぶ事ができると思います。

展示スペース

次にご紹介するのが展示スペースです。こちらでは震災からのあゆみを年表形式で展示したり、防災教育を大きなテーマに自然災害や防災について学べる展示、簡単な防災のハンズオン体験も準備されていました。

シアタールーム

最後にご紹介するのが最大56名も収容可能(現在は新型コロナウイルスの影響で館内には20名の入場制限を実施中)な広々としたシアタールームです。名取市の東日本大震災の津波被害についてのパネル展示“津波の真実”のコーナーのほか、モニターでレクチャー映像が視聴できます。

いかがでしたか?今後、小中学生を対象とした防災教育にも活用が期待されると共に、近接するかわまちてらす閖上、震災メモリアル公園、名取トレイルセンターなどと合わせ、この地域のにぎわいに貢献することも期待されますね。
間もなく震災から10年が経過します、市民・各種団体関係者・来訪者との交流を通じた震災の記憶の伝承や防災教育の実施、災害に強いまちづくりを担う人材育成の支援等の役割を担い続けてくれると思います。ぜひみなさんも訪れてみてください!

※語り部の方は、常駐しておりません。ご希望の際は、施設に問い合わせが必要です。

所在地:〒981-1213宮城県名取市閖上2丁目66番地(宮城県名取市閖上2丁目113番地1街区1画地)
TEL:022-393-6520
開館時間:4月~11月 9:30~16:30 12月~3月 10:00~16:00
※休館日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館)年末年始

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