【平泉・一関エリア(岩手県)】自然の神秘と世界遺産を巡る王道半日トリップ

【平泉・一関エリア(岩手県)】自然の神秘と世界遺産を巡る王道半日トリップ

来たるラグビーワールドカップに向け、世界から注目を受けている岩手県(釜石市で試合を開催)。
試合前後は国内外からラグビー愛好家が集まり、岩手県全体が盛り上がることが予想され、今からワクワクが止まりません!

tohoku365では、ラグビーワールドカップを応援するため、全4編の応援企画を実施します。

ラグビーワールドカップ応援 岩手特集!
今回は第2弾、岩手県南部の王道観光ルート「平泉・一関エリア」を巡ります!

釜石市へRWC観戦へ訪れたら、岩手県の観光も満喫したいですよね。

とくに岩手県の南部にある平泉・一関エリアには、日本百景のひとつである「猊鼻渓」や、世界遺産に登録されている「平泉・中尊寺」など、日本の歴史・文化、美しさを体験できる観光名所が数多くあります。
今記事では、岩手県観光で絶対に外せない観光スポットを盛り込んだ、おすすめハーフデイトリップをご紹介します!

東京から一関へ行くには?

東京から岩手県の平泉・一ノ関エリアへお越しの場合は、新幹線での移動が簡単で便利です。

乗車駅
東京駅
降車駅
一ノ関駅
新幹線
東北新幹線「やまびこ」または東北新幹線「はやぶさ」
所要時間
約2時間~2時間半
運賃
13,020JPY(やまびこ)、13,430JPY(はやぶさ)

岩手のブランド肉「前沢牛(まえさわぎゅう」のすき焼きで贅沢ランチ


旅行をはじめるにはまず腹ごしらえから!
ということで、一ノ関駅からJR大船渡線(気仙沼行)で約40分、猊鼻渓駅の近くにある「げいびレストハウス」へ行きました。
ここから徒歩3分の場所には、日本百景として有名な「猊鼻渓」の船着き場があります。


今回は、岩手県が誇るブランド肉「前沢牛(まえさわぎゅう)」を使用した、「前沢牛すき焼御膳 3240円」をいただきました。

前沢牛は、上質できめ細やかな霜降りが特徴の、日本全国でもトップクラスのブランド牛です。
その前沢牛を、代表的な日本料理のひとつである「すき焼き」でいただきます。

さっと火を通した前沢牛は、とろけるような甘みと柔らかさがあり絶品です!

げいびレストハウス
住所
〒029-0302 岩手県一関市東山町長坂字町376番地
TEL
0191-47-2341・3355
営業時間 
11:00~14:00
定休日
年中無休
駐車場
あり(無料)
WEBサイト
http://www.geibikei.co.jp/gourmet/#gourmet01

 

圧倒的な渓谷美。猊鼻渓 舟下り


猊鼻渓は、岩手県一関市にある、約2kmにわたる渓谷です。
日本百景のひとつでもある絶景名所となっています。

ここでは高さ100メートルを超える壁岩の間を、約90分かけてゆったりと小舟で進む「舟下り」体験ができるんです!
夏は深緑、秋は紅葉、冬は木の枝についた雪が水墨画のような景色を作り出し、四季折々の自然美を楽しむことができますよ。

キラキラ輝く水面と夏の深緑


今回訪れたのはちょうど深緑の時期。
迫力のあるゴツゴツとした壁岩、上から覆いかぶさるように生い茂る緑、水面に反射して輝く光のコントラストは絶景です。

天気がよく暑い日でしたが、木陰を通るので涼しくて気持ちがいいですよ。

カモも気持ちよさそうに泳ぎながらついてきます。かわいい!

三好ケ丘


舟下りルートの折り返し地点、「三好ケ丘」では、舟を降りて約20分間渓谷を散策できます。
歩いていくと、ダイナミックな「大猊鼻岩」がお出迎え!

猊鼻渓の隠れ名物「運玉」投げ



猊鼻渓のパワースポット「運玉投げ」。
川の向こう側にある岩の穴に、「運玉」という玉を投げて、見事穴に入れば願いが叶うといわれています。

運玉の種類は10種類です。
「福」「縁」「寿」「愛」「願」「運」「恋」「絆」「禄」「財」
意外と難しいですが、コツを掴むと何個も連続で成功する人もいました!

お好きな運玉を選んでぜひチャレンジしてみましょう!
運玉は5個100円で販売しています。

船頭さんの舟歌で船旅の締めを


約90分にわたる船旅もいよいよクライマックス。
最後の見どころは、大自然のなかに響き渡る船頭さんの舟歌「げいび追分」です。

舟下り中は多くのダジャレで楽しく船旅を盛り上げてくれる船頭さんですが、歌を歌うときはプロの顔つきになります。
まるで古き良き時代の日本にタイムトリップしたかのような雰囲気と感動は、ここでしか味わえません。

猊鼻渓 舟下り
住所
〒029-0302 岩手県一関市 東山町長坂町 467
TEL
0191-47-2341
料金
大人:1,600円 小学:860円 幼児:200円 ※団体割引あり
駐車場
あり(無料) ※船着場周辺は有料(500円)
WEBサイト
http://www.geibikei.co.jp/funakudari/

 

世界遺産「平泉・中尊寺」


岩手県南西部に位置する「平泉」。この地域には多くのお寺や遺跡が残っています。
平泉は、中尊寺、毛越寺、自在王院跡、無量光院跡、金鶏山の5つの構成資産からなる「仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」として2011年に世界遺産に登録されました。

その中でも特に有名な「中尊寺」は、17の寺院で構成されています。
本堂や金色堂だけではなく、その他の小さなお堂すべてを総称して中尊寺と呼ぶのです。

ゆっくり歩くのが楽しい参道


中尊寺表門から本堂や金色堂へと続く参道は、意外と距離があり、急な坂になっています。
途中いたるところに小さな御堂や庭園があり、趣があります。
この雰囲気を楽しみながらゆっくり参道を登っていくのがおすすめですよ。

黄金に輝く螺鈿細工「金色堂」


奥に見える建物が、「金色堂」を保護するために建てられた「新覆堂」です。

金色堂は、1124年、藤原清衡公によって建てられました。
金色堂の内陣部分は、螺鈿細工(らでんざいく)という貝殻の光沢部分を用いた装飾で飾られています。
「極楽浄土」の有様を具体的に表現するため、当時の工芸技術が集約された御堂です。

薄暗い空間のなかに浮かび上がる黄金の金色堂は、まさに圧巻です。

中尊寺
住所
〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
TEL
0191-46-2211
参拝時間
境内通年開放
     3月1日〜11月3日/8:30~17:00
     11月4日〜2月末日/8:30~16:30
駐車場
あり
WEBサイト
http://www.chusonji.or.jp/index.html

ここ一軒で岩手県!南部藩長屋酒場


一日の締めは、岩手県盛岡市へ戻って居酒屋へ。
「南部藩長屋酒場」では、岩手県の郷土料理から、新鮮な岩手県三陸の海鮮料理、盛岡三大「麺」であるわんこそばやじゃじゃ麺、冷麺など、岩手県の名物がこの一軒で贅沢に堪能できます。

店内はお座敷はもちろん、入口すぐは炉端席になっており、昔ながらの日本文化を感じられます。

華麗な踊りと太鼓で魅了される


そしてここに来たら見逃せないのが、「さんさ踊り」の実演です!

さんさ踊りとは、岩手県盛岡市とその周辺に伝わる伝統的な盆踊りです。
毎年8月には、盛岡市内の路上や各会場をパレード形式で踊り歩く有名な夏祭り「盛岡さんさ踊り」が開催されます。
踊り子が踊るだけでなく、太鼓を胸に抱えて踊りながら太鼓を打ったり、笛を吹きながら踊ったりするのが特徴です。


南部藩長屋酒場では、毎日19:00と21:00からの2回、さんさ踊りの実演が行われます。

すこし薄暗い店内で、しなやかに舞う姿に魅了されること間違いなし。
岩手県の名物を味わえるだけでなく、伝統的な文化も体験できる「南部藩長屋酒場」で、岩手をまるごと体感しましょう!

南部藩長屋酒場(大通り岩手銀行隣店)
住所
〒020-0022 岩手県盛岡市大通2-6-4
TEL
019-653-7099
営業時間
17:00~24:00
WEBサイト
http://marutomisuisan.jpn.com/nagaya-nanbu/

まとめ

岩手県南部 平泉・一関エリアでは、大自然や日本の歴史、伝統文化を感じられるディープなスポットが多く潜んでいます。
間近に迫ったラグビーワールドカップ2019日本大会。
日本に来たら少し足を延ばして、東北・岩手県を満喫してみてはいかがですか?

Tohoku365では、ペットボトルやプラスチックコップをできるだけ使わない・捨てないような取り組みを進めております。

今回紹介したスポットを訪れる際は、タンブラーか水筒を持ってお楽しみください。

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