気仙沼にある、人々の心を繋ぐ「港」

気仙沼にある、人々の心を繋ぐ「港」

宮城県北部の気仙沼市には、俳優の渡辺謙さんと女優の南果歩さんがプロデュースしたカフェがあります。

お店の名前は「K-port」。
名前のなかにある「K」には、気仙沼の「K」、渡辺謙の「K」、絆の「K」、そして心の「K」の意味が含まれています。

K-port

気仙沼港の目の前にある、不規則な五角形の建物が印象的です。
これは、芝居などのエンターテイメントが行われる小屋がモチーフとなったもので、楽しい空間を生み出したいという渡辺さんの思いを受け止め、世界的に有名な建築家の伊東豊雄さんが設計を行いました。

「繋ぐ」

K-portが生まれたきっかけは、2011年3月11日に起こった東日本大震災でした。

震災後に渡辺さんの「何かをしなければ!」という思いから、支援サイトを立ち上げ、現地に何度も何度も繰り返し足を運んだそうです。
様々な人との交流から、「”心の港(=port)”をプレゼントしたい」という思いが生まれ、K-portが作られました。

カフェとしてだけでなく、イベントやギャラリーのスペースとしても活用され、人々の交流を生む場となっています。

こだわりと温もりの店内

店内は天井が高く、開放的な印象を与えます。
靴を脱いでお店に入るため、まるで我が家にいるような気持ちになれます。
キッズスペースもあり、お子様連れの方も安心して利用できるカフェです。

お店には毎日FAXで渡辺さんからメッセージが送られてくるそうです。
多忙を極める中でも、被災した人々の心に寄り添う渡辺さんのやさしさが感じられます。

魅力的なメニューがいっぱい!

磯屋のまかない丼 ¥1,000
新鮮な旬の魚介類が盛りだくさんのまかない丼。旬の魚介とまろやかな卵黄が絡まって、お箸が止まらなくなってしまいます。また、お好みでだし汁をかけて召し上がれるので、二度美味しい一品です。

カヤオ(シーフード) ¥1,480
新鮮な旬の魚介類が盛りだくさんのまかない丼。旬の魚介とまろやかな卵黄が絡まって、お箸が止まらなくなってしまいます。また、お好みでだし汁をかけて召し上がれるので、二度美味しい一品です。

ケセンヌマ(マソラーナ) ¥880
ナポリピッツァのルーツといわれる、ニンニクの風味とオレガノがアクセントになったピッツァです。シンプルですが、ニンニクとハーブの香り、そしてトマトの酸味が相性バツグンの一品です。

石窯ピッツァには、気仙沼港から出発する遠洋マグロ船が立ち寄る世界の港の名前が冠されているそうです。
メニューの名前も「港」に因んでいて、こだわりが感じられます。

ドリンクメニューもとても充実しています。
このマグカップを含め、トートバッグなどのたくさんのオリジナルグッズが販売されているのも人気のポイントです。

まとめ

K-portは、渡辺謙さんをはじめ多くの方の思いがつまったカフェ。
2013年11月のオープンから現在に至るまで、人々の心を繋ぐ「港」になっています。
気仙沼を訪れた際には是非足を運んでみてください!

—Information—
「K-port」
〒988-0021 宮城県気仙沼市港町1-3
Tel: 0226-25-9915
http://www.k-port.org
▼営業時間
〔月~土曜〕10:00~19:00 (L.O.18:30)
〔日曜・祝日〕9:00~18:00 (L.O.17:30)
▼アクセス
三陸道登米IC→(約1時間)→K-port
東北道一関IC→(約1時間20分)→K-port

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