満員電車にゆられていても、周りは他人ばかり。
林立したコンクリ造りのビルの隙間からは今日も冷たい風が吹き抜ける。
毎日鬱々としているそんな人に紹介したいのが、宮城県の丸森町です。
雑踏などみじんも感じさせない、
自然豊かな丸森で、リフレッシュしましょう。
丸森町といえば、江戸後期より七代続いた豪商「斎藤屋」の屋敷跡です。
通称「斎理屋敷」と呼ばれているこの屋敷跡では、
日本の近世から近代への歩みを物語る品々が展示されています。
写真で見るとよりはっきり時の流れが感じられます。
江戸後期に建てられた建物の窓からは、銀杏が黄色く色づいているのが見えました。
斎理屋敷にはたくさんの窓がありますが、
窓から覗く景色にはそれぞれに違いがあり、それもまた楽しいです。
また、屋敷自体が美術館のようになっていて、
目を見張るような細工が施された美術品や貴重な調度品などが6500点も収められているなんて驚きです。
自然の中に舟運の歴史を伝える阿武隈ライン舟下りもおすすめです。
阿武隈川が長い時をかけて刻んだ渓谷と、
四季折々に移り変わる両岸の風景を楽しめます。
季節のお食事セットも用意してくれます。
季節のお弁当で、のどかな丸森の春を、
夏の納涼船を、
秋の紅葉を見ながら、船でいも煮に舌鼓を、
そして冬のこたつ舟で食べる鍋セットは、
身も心もあったかになるでしょう。
舟下りの終点で、かわいいキャラクターとカモさんが出迎えてくれました。
無人駅を出てすぐ、森の中にひっそりたたずむ産業伝承館が目に入りました。
産業伝承館では、ひんやりと肌寒い日に、温かいコーヒーを飲みながら、
丸森の美しい景色を楽しめます。
ここに住んでいる猫たちも、のんびりとくつろいでいる様子。
丸森町は昔、養蚕業が盛んで猫を神様として崇めていた歴史があると聞きました。
丸森のゆったりとした思い出を形にして持ち帰りたい方に、
丸森お土産コーナーもチェックしてみてください!
「丸森やさしさの旅」で心の休日を過ごしてみませんか?
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