攻略記事:五感で体感!~Fukushimaの過去・現在・未来をつなぐ旅~​

攻略記事:五感で体感!~Fukushimaの過去・現在・未来をつなぐ旅~​

電車とバスでつなぐ「新しい東北」
五感で体感!~Fukushimaの過去・現在・未来をつなぐ旅~​

五感で体感!~Fukushimaの過去・現在・未来をつなぐ旅~は、地震と津波に加え、原発という世界的にも稀な複合被害を受けた福島県沿岸部を舞台に、​東日本大震災に関する広い知識と、廃炉へ向けた様々なアプローチを自分の目で確かめ、​原発に対する正しい知識と廃炉に携わる地域の人の強さ、2011年3月11日に何が起こったのか?を現地で学ぶ唯一無二のツアーです。
(このコースでは、地域のガイドや施設のガイドがリレー形式でサポートします。)

こんな方へおすすめ!
・震災、原発について学びたい方
・研究者や専門技術者、学生
・家族や友人とともに東日本大震災をじっくり学びたい方

楢葉町中心部の放射線量は、2021年1月1日現在「0.10μSv/h」前後で安定しており、健康に問題が生ずるレベルではありません。
【参考値:平均】東京:0.03μSv/h、京都:0.07μSv/h、ニューヨーク:0.05μSv/h、ロンドン:0.10μSv/h (原子力規制庁参照)

そのほか、放射線量に関してはこちらをご確認ください。
Post 2011.3.11 General Information

ツアー詳細・購入はこちらから

※このツアーは、個人旅行者を対象に、公共交通機関(ローカル電車・バス)を活用し、​「地域の人との交流、自然の雄大さ、食の豊かさ」からDEEPな東北を感じるツアーです。​
※JR-PASS(リンク)と組み合わせての旅行を推奨しています。

ピックアップポイント

東日本大震災・原子力災害伝承館
2020年9月にオープンした、国内最大規模の東日本大震災伝承館。映像やパネル、当時の資料等の展示を通し、震災前の地域の生活から当時の出来事、復興や廃炉に向けた取組について震災を広く学ぶ​。
東京電力 廃炉資料館
東京電力運営する原発に特化した資料館。ここでしか展示されていない貴重な資料や映像の多く、「記憶と記録」「反省と教訓」をテーマに、災害発生時の取組から現在の廃炉状況・歩みを学ぶ。​
楢葉遠隔技術開発センター
廃炉に必要な最先端テクノロジーを研究する機関。VRを使った原子炉内部への潜入疑似体験やロボット操作体験等の体験を通して、楽しみながら福島が現在向かっている未来や夢を体感する。​​
プロガイド(英語)
あの日の出来事を熟知し、企業や研究者など国内外からの視察アテンド経験が豊富「プロガイド」を全工程で同行させることが可能。​
教育・研究・専門家など、より深い学びを求める場合にお勧めです。​(100,000円(税別)/ 1グループ ※要事前申込​。)

目次

  1. ガイドと合流(集合場所)
  2. 双葉駅〜東日本大震災・原子力災害伝承館への移動
  3. コースポイント(東日本大震災・原子力災害伝承館)
  4. 富岡駅〜東京電力廃炉資料館への移動
  5. コースポイント(東京電力廃炉資料館)
  6. 富岡駅からJヴィレッジへの移動
  7. 宿泊場所(Jヴィレッジホテル)
  8. Jヴィレッジ〜楢葉遠隔技術開発センターへの移動
  9. コースポイント(楢葉遠隔技術開発センター)
  10. コースポイント(地元住民との振り返り)
  11. 解散場所(広野駅)から次の目的地へのアクセス

1:ガイドと合流(集合場所)


11:30
旅行当日の集合時間は「11:30(必須)」です。
11:30までに必ず「双葉駅改札口」にお集まりください。
※万が一、間に合わない場合には、旅行者専用チャットで早めにご連絡ください。

集合場所には、ツアーを通してガイドをしてくれる「まちづくりなみえ」から、専属の地域ガイドがお待ちしております
写真の目印を目指してお集まりください。
集合した後、「ツアー申し込み完了メール」「お名前」を確認させていただき、ツアースタートとなります。

2:双葉駅〜東日本大震災・原子力災害伝承館への移動


11:40
さぁ、ツアーのスタートです。
まずは、双葉駅から東日本大震災・原子力災害伝承館までをつなぐ「双葉町シャトルバス」に乗って東日本大震災・原子力災害伝承館まで移動します。

双葉駅(11:40出発)→東日本大震災・原子力災害伝承館(11:45到着)

東日本大震災・原子力災害伝承館到着まで約5分で到着します。
気になることや知りたいことがあれば、なんでもガイドに聞いてみたください。

3:コースポイント(東日本大震災・原子力災害伝承館)

11:45
東日本大震災・原子力災害伝承館に到着です。
東日本大震災・原子力災害伝承館は、2020年9月にオープンした、日本最大級の東日本大震災と原子力災害を伝える伝承館です。
映像やパネル、当時の資料等の展示を通し、震災前の地域の生活から当時の出来事、復興や廃炉に向けた取組など幅広い知識を学ぶことができます。

東日本大震災・原子力災害伝承館の3つの基本理念
・原子力災害と復興の記録や教訓の「未来への継承・世界との共有」
・福島にしかない原子力災害の経験や教訓を生かす「防災・減災」
・福島に心を寄せる人々や団体と連携し、地域コミュニティや文化・伝統の再生、復興を担う人材の育成等による「復興の加速化への寄与」

まずは東日本大震災・原子力災害伝承館にて、あの日起きた出来事を感じてください。

東日本大震災・原子力災害伝承館では、施設の専門ガイドによる見学を1時間程度行います。
地域ガイドも同行するため、わからない言葉や内容、地域に住む人が実際に感じた思いなど、なんでもお尋ねください。

昼食は東日本大震災・原子力災害伝承館に隣接する、双葉町産業交流センターでの自由昼食となります。

おすすめは、この地域の名物「なみえ焼きそば」
うどんのような極太の麺を使ったご当地グルメで、ラードで炒め豚肉やモヤシをたっぷりのソースで味付けしています。
働く人々の空腹を満たすため、食べ応えと腹持ちをよくするために誕生したボリュームも満点の焼そばです。
※その他、麺や定食などのメニューも多数あります。(600円〜900円程度)
※ツアー料金に昼食代は含まれておりません。各自自由にお楽しみください。

14:00
双葉駅へ戻るバスに乗車します。
(ガイドからの案内を行いますが、移動手段が他にはあまりないため、乗り遅れることなく必ず時間までにお集まりください。)

東日本大震災・原子力災害伝承館(14:05出発)→双葉駅(14:10到着)

ここで地域ガイドから電車の乗り方、乗り場、降りる駅などのレクチャーを受け、お別れになります。
乗り継ぎには約15分ありますが、時間にゆとりを持って移動しましょう。

14:24
双葉駅から、JR常磐線(いわき行き)に乗り、富岡駅へ移動します。
JR常磐線は、東日本大震災とそれに伴う東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で、広範囲にわたり被災し、2011年から約9年間稼働区間が制限されていましたが、除染や復旧工事が少しずつ進められ、2020年3月に全線復旧した路線です。

双葉駅(14:24出発)→富岡駅(14:39到着)

※JRパスを持っている場合、チケットは必要ありません。改札口にて、JRパスを駅員さんに見せてお通りください。

車窓から周りを見渡すと、キレイに整備されたエリアだけでなく、当時の面影が残る場所も未だ多く見ることができます。
福島の現状を、自分の目で見て、感じてください。

4:富岡駅〜東京電力廃炉資料館への移動

富岡駅到着

ここから次の目的地である「東京電力 廃炉資料館」へは、歩いて向かいます。(約15分間)
下記のGooglemapを参考にお進みください。

※次の施設の見学開始時間が15:00からになります。帰りも徒歩で戻りますので、散策は帰りにとっておき、目的地を目指しましょう。

この洋風の建物が東京電力 廃炉資料館です。

5:コースポイント(東京電力 廃炉資料館)


15:00
東京電力 廃炉資料館は、2018年11月にオープンした、原発・廃炉に特化した資料館で、東京電力が運営しています。
東京電力 廃炉資料館では、多くの方に福島原子力事故の事実と廃炉事業の現状等を伝える資料館です。
代表者名様のお名前で予約してありますので、フロントにて受付後、施設のガイドが多言語で館内をご案内(1時間程度)します。

館内は3つのゾーンに別れており、
①プロローグ:東京電力の思いや様々な情報を集約したパネル展示
②記憶と記録、反省と教訓:地震発生直後から原発事故を振り返り、その反省と教訓を展示
③廃炉現場の姿:過去、現在、未来の廃炉事業の全容と最新の状況を発信

東日本大震災・原子力災害伝承館とは違う角度から、あの日起きた出来事を学び、感じてください。

6:富岡駅からJヴィレッジホテルへの移動

16:15
東京電力 廃炉資料館を出て、富岡駅へ戻ります。
次の電車は、17:06(富岡駅発車)になりますので、50分程度時間があります(駅までは徒歩約15分)。

地域をもっと見たい方、よりアドベンチャーを楽しみたい方は、東京電力 廃炉資料館にきた時とは別のルートで富岡駅まで戻ることも可能です。
Googlemapが富岡駅までの道を補正してくれるので、東京電力 廃炉資料館を出てすぐ左には曲がらず、まっすぐ進み、後は自由に散策しながら富岡駅を目指しましょう。
Googlemapの到着予定時刻を確認しながら、16:50頃には富岡駅に到着できるように調整してください。

16:50
富岡駅到着。JR常磐線(いわき行き)に乗り、Jヴィレッジ駅へ移動します。

1日目最後の移動となります。
東日本大震災・原子力災害伝承館と東京電力 廃炉資料館を見学し、頭も体も疲れてきたところだと思いますが、もう少しでホテルに到着しますので頑張ってください。

富岡駅(17:06出発)→Jヴィレッジ駅(17:18到着)

※JRパスを持っている場合、チケットは必要ありません。改札口にて、JRパスを駅員さんに見せてお通りください。

17:20
Jヴィレッジ到着。徒歩でJヴィレッジホテルへ移動します。

Jヴィレッジ(Jヴィレッジホテル)は、日本サッカー界初のナショナルトレーニングセンターとして1997年にオープンした施設です。
日本代表をはじめとしたサッカーやラグビーの合宿地として利用されているほか、福島復興のシンボルとして、東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレー出発地となり話題を集めています。
最近では、全面宿泊施設がリニューアルされ、スポーツだけでなく、お仕事やレジャーまで幅広く活用が可能です。

ホテルまでもう少し。
季節によっては暗くなっている可能性もありますので、足元に気をつけてホテルまで移動してください。

7:宿泊場所(Jヴィレッジホテル)


フロントでチェックイン(ホテル内施設や夕食についての案内を受けます)を行い、部屋に向かってください。
1日目お疲れ様でした。

夕食や施設利用などに関しては、チェックイン時にフロントから説明があります。
大きなお風呂でリラックスや、ジムで汗を流すなど、ゆっくりとお過ごしください。

8:Jヴィレッジ〜楢葉遠隔技術開発センターへの移動


9:45
Jヴィレッジホテルをチェックアウトし、専用バスで楢葉遠隔技術開発センターまで移動します。

チェックアウトのタイミングに合わせて、フロントにて地域ガイドがお待ちしております。
後ほどまた戻ってくるため、大きな荷物はフロントに預けて2日目をお楽しみください。

9:コースポイント(楢葉遠隔技術開発センター)


10:00
楢葉遠隔技術開発センターは、2016年4月に一般向けにオープンした施設です。
楢葉遠隔技術開発センターでは、遠隔技術に関する幅広い専門分野の研究者や技術者が集まり、その研究開発を効率的かつ有効的に進め、さらに、得られた成果の情報発信も行う遠隔技術開発の拠点を目標としており、VRを使った原子炉内部への潜入疑似体験やロボット操作体験等の最先端テクノロジーを通して、福島が現在向かっている未来や夢を体感することができます。​​


最先端の技術に触れ、福島がこの先歩んでいく未来を学び、感じてください。

10:コースポイント(地元住民との振り返り)

11:40
Jヴィレッジに戻り、昼食をとります。

昼食は、福島県産の食材をふんだんに使った料理を、カフェテリア(主菜・丼・麺類)+バイキングスタイル。
好きなものを好きなだけ、お召し上がりください。

また、施設内には様々な限定グッズが購入できるお土産店もあるので、ぜひお立ち寄りください。

13:00
昼食後はホテル内に併設されている「Cafe Amazon」にて、コーヒーを飲みながら地元住民を交えての「この旅の振り返り」を行います。

このツアーを通して、福島の過去・現在・未来を学んできましたが、皆様の目と心にはどのように映ったでしょうか?
・福島に来る前と現在の「印象の変化」
・福島に来る前と現在の「情報の変化」
・福島に来る前と現在の「知識の変化」
・福島に来る前と現在の「思考の変化」

それぞれが想い・感じたこのツアーの価値をこの場に並べ、共有、共感、深化の場として自由に話し合ってみてください。
そして、この場でさらに深まった感情を、母国の友人・知人にシェアすることが、福島の未来につながります。

11:解散場所(広野駅)から次の目的地へのアクセス


15:00
Jヴィレッジホテルを出て、専用バスで広野駅まで移動します。
ここでツアーは解散となります。

広野駅からは、常磐線を使って、東京や仙台など、次の目的地へ移動することが可能です。
※時期や状況により、時間が変更になる場合がございます。最新の情報は広野駅にてご確認ください。

常磐線:仙台方面
広野駅(15:33出発)→仙台駅(17:26到着)
常磐線:東京方面
広野駅(16:26出発)→東京駅(19:44到着)

五感で体感!~Fukushimaの過去・現在・未来をつなぐ旅~

このツアーでは、東日本大震災に関する3つの施設をつなぎ、それぞれの想いに触れていく中で、福島の現状(過去からの復興、そして未来の進む方向)を見て、触って、感じて、学ぶことができます。
現地で五感を使って感じたことすべてをシェアすることが、福島の未来につながります。

ツアー詳細・購入はこちらから

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